奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島

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奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島は、日本の自然遺産として5番目に登録されたユネスコ世界遺産です。

名前の通り、鹿児島県の奄美大島、徳之島、沖縄県の沖縄本島北部と西表島の4島で構成されています。

当初は「奄美・琉球」という名称でしたが、ユネスコから変更要請を受けて、現在の名称へ変更されました。

奄美大島

画像引用元:PhotoAC

奄美大島は鹿児島県と沖縄本島のほぼ中間に位置する島です。

ウミガメが産卵に訪れる砂浜や、奄美ブルーと称される透明度の高い海、太古の森を連想させる原生林が広がっています。

その豊かな自然には希少な生物が多種生息しています。

徳之島

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徳之島は、南西諸島は奄美群島のほぼ中央に位置する離島です。

天然の海蝕洞(かいしょくどう・海水の浸食によって形成された洞窟)等の独特な景観が見られます。

また希少固有種の宝庫としても知られ、アマミノクロウサギを筆頭に、トクノシマトゲネズミやケナガネズミ、イボイモリ、クロイワトカゲモドキ等がいます。

沖縄島北部

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【沖縄島北部やんばるの森】画像引用元:PhotoAC

沖縄本島北部は山原(やんばる)と呼ばれ、山や森林などの自然が多く残っています。

与那覇岳の山頂部は天然保護区域に指定されており、天然記念物であるノグチゲラや、ヤンバルクイナが生息しています。

西表島

【マングローブ原生林】画像引用元:PhotoAC

西表島は沖縄県八重山郡竹富町に属する、八重山列島の中で最大の面積を持つ島です。山がちで平地に乏しく、山林が海岸線近くまで迫っています。

イリオモテヤマネコやヨナクニカラスバト等、希少な野生鳥獣が生息しており、その保全のため島の森林地域約3,841ヘクタールが鳥獣保護地域に指定されており、さらにそのうちの2,306ヘクタールが特別保護地域に指定されています。

世界遺産登録

奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島

(x)学術上又は保全上顕著な普遍的価値を有する絶滅のおそれのある種の生息地など、生物多様性の生息域内保全にとって最も重要な自然の生息地を包含する。

上記の基準を満たしているとして、2021年にユネスコ世界遺産へ登録されました。


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