メキシコのジャングルでマヤ文明の古代都市が新たに発見される

画像引用元:wikimedia commons クリエイティブ・コモンズ 表示-継承 2.0 汎用 著作権者:Pete Fordham

上記画像はカラクムル遺跡のもの

巨大古代都市【バレリアナ】

古代マヤ文明の巨大都市が何世紀かを経て発見されました。

メキシコ南部カンペチェ州で発見されたのは、ピラミッド、運動場、地区と地区を結ぶ道路、円形競技場などです。

最大のマヤ文明遺跡とされるカラクムルに次ぐ規模であると考えられているこの都市は、スコットランドの主要な都市であるエディンバラと同程度の大きさです。

この都市を発見したのは、ネット検索中の学生でした。米テュレーン大学の博士課程の学生ルーク・オールド=トーマスさんです。

トーマスさんは、メキシコの環境モニタリング団体が行った「ライダー」という測量のデータを見ていて発見しました。

飛行機から何千ものレーザー信号を発出し、それらが戻ってくる時間で下方の物体を把握するというこのライダーのデータをトーマスさんは考古学者が使う手法で処理しました。

するとそこには、西暦750~850年の最盛期には3~5万人が住んでいた可能性のある古代巨大都市の存在していたことに気付いたのでした。

この都市はトーマスさんと仲間たちによって近くの湖にちなんで【バレリアナ】と名付けられました。

未だ誰も訪れたことのないバレリアナの写真は存在しません。

ですが、今回ライダーによって古代都市が新発見されたように今後は新たな未発見の遺跡が次々に発見されるかもしれません。

事実トーマスさんはこう語っています。

「バレリアナにはいつか行かなくてはならない。道路からとても近いし、行かない選択はない。ただ、そこでプロジェクトをするとは言い切れない」

「ライダーの時代にマヤの都市をたくさん新たに発見することのマイナス面の一つは、調査し切れないほどの数になってしまうことだ」


Comments

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です