2:北京の中心軸:中国首都の理想的秩序を示す建築物群
登録されている構成遺産
- 永定門
- 天壇(個別に世界遺産登録)
- 天安門広場
- 紫禁城(個別に世界遺産登録)
- 景山
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永定門

永定門の名は【永遠の安定】を意味しています。
明の時代(1553年)に建てられました。
その後、清の時代(1767年)に再建・増築されました。
そして2024.7.27に
北京の中心軸:中国首都の理想的秩序を示す建築物群の一部として
世界遺産に登録されました。
天壇

明の時代(1420年)に永楽帝が建立したとされています。
建立当時は天地壇と呼ばれていましたが、
1534年、天壇と地壇に分離され天壇と呼ばれるようにまりました。
天壇は北京の中心軸の一部としてに先駆けて
1998年に天壇:北京の皇帝の廟壇として世界遺産登録されています。
2024年7月27日に、もう一つの世界遺産
北京の中心軸:中国首都の理想的秩序を示す建築物群の一部として
世界遺産登録されました。
天安門広場
明の永楽帝の時代、北京へ遷都した時にはすでに「千歩廊」と呼ばれる大通りや
現在の長安路に存在した長安左門と長安右門の間を結んだ
丁字形の空間が存在し、天安門広場の原型は出来上がっていました。
2024年7月27日に
北京の中心軸:中国首都の理想的秩序を示す建築物群の一部として
世界遺産登録されました。
紫禁城

紫禁城は、1406年、明の永楽帝による南京から北京への遷都に際し
1369年にモンゴル帝国の宮殿を壊した跡地に建設されました。
建設期間は14年に及び、10万人の熟練した職人と
最大100万人にも及ぶ労働者が完成に貢献しました。
清王朝の滅亡まで、約500年に渡って
中国皇帝専用の宮殿として使われていました。
1961年に中国の国家重要文化財に
1987年にはユネスコの世界遺産に認定され
2024年7月27日には更に
北京の中心軸:中国首都の理想的秩序を示す建築物群の一部として
世界遺産登録されました。
景山

明、清の代に皇帝の庭園となった山です。
人工の山であり紫禁城建設時に堀を掘った残土で
五つの峰を形成する形に作られました。
紫禁城に殺気が入るのを防ぐために
紫禁城の真北に作られたといわれています。
2024年7月27日に
北京の中心軸:中国首都の理想的秩序を示す建築物群の一部として
世界遺産登録されました。
以上、簡単ではありますが、
北京の中心軸:中国首都の理想的秩序を示す建築物群 のご紹介でした。
次回「2024年に新規登録された世界遺産②」ではマレーシアの世界遺産
ニア国立公園の洞窟群の考古遺跡 をご紹介します。
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