2024年に新規登録された世界遺産②

2:北京の中心軸:中国首都の理想的秩序を示す建築物群

登録されている構成遺産

  • 永定門
  • 天壇(個別に世界遺産登録)
  • 天安門広場
  • 紫禁城(個別に世界遺産登録)
  • 景山

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永定門

画像引用:wikipedia commons 著作者:Charlie fong

永定門の名は【永遠の安定】を意味しています。

明の時代(1553年)に建てられました。

その後、清の時代(1767年)に再建・増築されました。

そして2024.7.27に

北京の中心軸:中国首都の理想的秩序を示す建築物群の一部として

世界遺産に登録されました。

天壇

画像引用:wikipedia commons 著作者:インド、ニューデリー出身のサード・アクタル

明の時代(1420年)に永楽帝が建立したとされています。

建立当時は天地壇と呼ばれていましたが、

1534年、天壇と地壇に分離され天壇と呼ばれるようにまりました。

天壇は北京の中心軸の一部としてに先駆けて

1998年に天壇:北京の皇帝の廟壇として世界遺産登録されています。

2024年7月27日に、もう一つの世界遺産

北京の中心軸:中国首都の理想的秩序を示す建築物群の一部として

世界遺産登録されました。

天安門広場

明の永楽帝の時代、北京へ遷都した時にはすでに「千歩廊」と呼ばれる大通りや

現在の長安路に存在した長安左門と長安右門の間を結んだ

丁字形の空間が存在し、天安門広場の原型は出来上がっていました。

2024年7月27日に

北京の中心軸:中国首都の理想的秩序を示す建築物群の一部として

世界遺産登録されました。

紫禁城

画像引用:wikipedia commons 著作者:Philipp Hienstorfer

紫禁城は、1406年、明の永楽帝による南京から北京への遷都に際し

1369年にモンゴル帝国の宮殿を壊した跡地に建設されました。

建設期間は14年に及び、10万人の熟練した職人と

最大100万人にも及ぶ労働者が完成に貢献しました。

清王朝の滅亡まで、約500年に渡って

中国皇帝専用の宮殿として使われていました。

1961年に中国の国家重要文化財に

1987年にはユネスコの世界遺産に認定され

2024年7月27日には更に

北京の中心軸:中国首都の理想的秩序を示す建築物群の一部として

世界遺産登録されました。

景山

画像引用:wikipedia commons 著作者:そらみみ

明、清の代に皇帝の庭園となった山です。

人工の山であり紫禁城建設時に堀を掘った残土で

五つの峰を形成する形に作られました。

紫禁城に殺気が入るのを防ぐために

紫禁城の真北に作られたといわれています。

2024年7月27日に

北京の中心軸:中国首都の理想的秩序を示す建築物群の一部として

世界遺産登録されました。

以上、簡単ではありますが、

北京の中心軸:中国首都の理想的秩序を示す建築物群 のご紹介でした。

次回「2024年に新規登録された世界遺産②」ではマレーシアの世界遺産

ニア国立公園の洞窟群の考古遺跡 をご紹介します。


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