現在(2024,8,10)パリ五輪が開催中です。
日本選手団の皆様の活躍のニュースが連日、日本に誇りと元気を届けてくれています。
そこで今回はパリのセーヌ河岸の世界遺産をご紹介します。
========================================================
コンシェルジュリー

まずは、開会式でも衝撃的な演出で話題になりました
*コンシェルジュリー
もともとはカペー朝の王宮として建築され、10世紀~14世紀にかけて使用されていました。
しかし、シャルル五世らによって放棄され、その後は1370年から牢獄として利用されました。
フランス革命後にはマリー・アントワネットが投獄されていたことで有名です。
そのことから、あの開会式の演出になったわけですね。
1793年から1795年までの約2年間で2780名に対して死刑判決が出たことから「ギロチン控えの間」などと呼ばれました。
========================================================
コンコルド広場

*コンコルド広場
1755年、アンジュ=ジャック・ガブリエルによって設計されました。
当初、ルイ15世の騎馬像が設置されていたため「ルイ15世広場」と呼ばれていましたが
フランス革命により騎馬像は撤去され「革命広場」へと名称は変更されました。
フランス革命中にルイ16世やマリー・アントワネットへのギロチン刑が行われました。
1795年ヴァンデミエールの反乱においてナポレオン・ボナパルトが王党派を鎮圧後、現在の「コンコルド広場」という名前で呼ばれはじめ
1830年にコンコルド広場が公式名となりました。
========================================================
グラン・パレ

プティ・パレ

*グラン・パレ、プティ・パレ
1900年のパリ万国博覧会のために建設されました。
向かい合う形で建っています。
現在はグラン・パレ美術館、プティ・パレ美術館として利用されていますが
グラン・パレは2024年のパリ五輪ではフェンシングとテコンドーの会場として使用されました。
========================================================
オルセー美術館

*オルセー美術館
19世紀美術専門の美術館で、印象派の画家の作品が多く収蔵されていることで有名です。
もともとは1900年のパリ万国博覧会のために建設された、オルセー駅の鉄道駅舎兼ホテルでした。
========================================================
エッフェル塔

*エッフェル塔
1900年のパリ万国博覧会に際して、フランス革命100周年を記念するために建築されました。
名称は設計および建設者であるギュスターヴ・エッフェルに由来します。
「La Dame de fer(鉄の貴婦人)」と称えられるエッフェル塔ですが
建設当時は奇抜な外見とされ、評価は賛否両論に分かれました。
とりわけ数多くの芸術家から抗議声明や建設反対の陳述書が出される程でした。
反対派のギ・ド・モーパッサンなどはエッフェル塔1階のカフェによく通っていましたが
その理由として「ここが忌々しいエッフェル塔を見なくてすむ唯一の場所だから」と言っていたそうです。
エッフェル塔の建設は世界に大きな衝撃を与え、1930年にニューヨークにクライスラービルディングが誕生するまでの41年間世界最高の建設物であり続けました。
========================================================
ノートルダム大聖堂

*ノートルダム大聖堂
ゴシック建築を代表する建物であり、パリのシテ島にあるカトリック教会の大聖堂です。
ノートルダムとはフランス語で「我らが貴婦人」すなわち聖母マリアを指しています。
ノートルダム大聖堂の正面に向かって左側のポルタイユ(正面)には聖母被昇天の主題が取り上げられています。
中段では聖母マリアが地上における生を終える場面が描かれ、上段でキリストから祝福を授けられている聖母マリアが鎮座しています。
キリストを中心にして天使や聖人たちが描かれており、過去、未来、未来という崩れた構成となっています。
世界的に著名な歴史的建造物であり、歴史的にも多くの祝賀行事や記念式典などが開かれてきました。
・1302年4月10日 フィリップ4世の招集による第一回全国三部会開催
・1455年11月7日 ジャンヌ・ダルク復権裁判開始
・1804年12月2日 ナポレオン・ボナパルト戴冠式
・2015年11月15日 パリ同時多発テロ事件の追悼ミサ
========================================================
サント・シャペル

*サント・シャペル
サント・シャペルとは聖なる礼拝堂を意味しています。シテ島にあるゴシック建築の教会堂です。
おそらくゴシック建築が最も輝かしかった時代の頂点ともいえる傑作建築物です。
ルイ9世(聖ルイ、あるいは聖王ルイ)が収集した聖遺物を納めるために建設を命じました。
========================================================
ポンヌフ

*ポンヌフ
セーヌ川にかかる橋で、シテ島の先端を横切る2つの短い橋で、2つ合わせて1つの橋とされています。
ポンヌフとはフランス語で「新しい橋」という意味ですが、16世紀から17世紀に建設されたものであり、パリに現存する最古の橋です。
ポンが「橋」という意味で、ポンヌフ橋と書くとヌフ橋橋という二重表記になります。
========================================================
ルーブル宮殿(ルーブル美術館)

*ルーヴル宮殿
かつて歴代フランス王の王宮として使用されていた宮殿です。現在はルーブル美術館として有名です。
中世に建築が始められ、16世紀以降増改築を繰り返され、1682年にルイ14世がヴェルサイユ宮殿に遷宮するまで、事実上の歴代フランス王宮としての役割を果たしていました。
========================================================
上記に紹介した以外にも、世界遺産「パリのセーヌ河岸」には
沢山の建設物や広場等が含まれています。
興味を持たれた方は是非、ご自分で調べてみて下さいね。
コメントを残す